はじめに
『DApps開発入門』という本や色々記事を書いているかるでねです。
今回は、複数の暗号資産をHDウォレットで安全に区別して扱うために、コインごとに一意の識別番号(コインタイプ)を割り当てる仕組みを標準化する提案しているSLIP0044についてまとめていきます!
以下にまとめられているものを翻訳・要約・補足しながらまとめていきます。
他に様々なEIPについてまとめています。
概要
BIP0044は、階層的決定性ウォレット(HDウォレット)のための論理的な構造を定義した仕様です。 BIP0044では、ウォレット内でどのように鍵を整理し、異なる目的ごとに安全に使い分けるかを規定しています。 その中の階層レベル2では、「コインタイプ」と呼ばれる識別子を使って、ビットコインやイーサリアムなど異なる暗号資産(コイン)を区別する役割を担っています。
このようにして、同じウォレットであっても異なるコインを完全に独立して管理できるようになります。 例えば、あるユーザーが1つのウォレットでビットコインとイーサリアムを同時に使っていたとしても、両者の鍵やアドレスは明確に分離され、誤送信やセキュリティリスクを防ぐことができます。
動機
BIP0044自体はビットコインのために作られたものであり、コインタイプの番号もビットコインに関しては明確に定められています。 しかし、イーサリアムやライトコイン、その他多数存在する暗号資産に対しては、その割り当てを誰がどのように決定するかが曖昧でした。
この問題を解決するために提案されたのが、SLIP(Satoshilabs Improvement Proposal)です。 これは、Trezorの開発元であるSatoshiLabsが提案・管理する拡張仕様であり、ビットコイン以外のコインタイプを一元的かつ継続的に管理しようという目的で設立されました。
このSLIPにより、すべての暗号資産に対して一意なコインタイプを割り当てる機関が明確になり、各ウォレット実装やエコシステム全体が混乱することなく、統一された方法で複数の通貨を扱えるようになります。
登録済みコインタイプ
以下に一覧化されてまとまっています。
最後に
今回は「複数の暗号資産をHDウォレットで安全に区別して扱うために、コインごとに一意の識別番号(コインタイプ)を割り当てる仕組みを標準化する提案しているSLIP0044」についてまとめてきました! いかがだったでしょうか?
質問などがある方は以下のTwitterのDMなどからお気軽に質問してください!
他の媒体でも情報発信しているのでぜひ他も見ていってください!
